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統合失調症(妄想、幻聴、幻覚 、暴走 )からの生還  (17歳 女性)

私は小学校の頃から自己主張が出来ないタイプで泣いてばかりでした。

中学校でも色々なことに対応が出来ず、ネット情報やマニュアルを頼りに過ごしていました。

 

高校に入り、一人で学校に行けずお母さんに送ってもらっていたが、学校が見えてくると恐怖で車から降りられなかった。

 

また同級生に何か言われるのが恐くすれ違うことも出来ず、誰にも相談できず、信頼できる人もいなかった。

誘われても勉強が忙しいからなどと断っていた。

 

休み時間は机に伏せてばかりで途中から「死にたい」と前向きに思い、暗い世界が好きで自分の悲しみ苦しみに浸っていた。

やがて学校に行けなくなり、ネットでおもしろい人を見つけてはコメントするのが楽しみになっていた。

 

暗いポエムや日記を毎日書くようになり、明るい部屋が嫌いで暗い部屋で文章を考えていた。

その後も書き続け、どんどん自分の世界が創られ、訳の分からない現実離れしたことばかり考えていた。

 

やがて幻聴や幻覚がエスカレートし、聴こえてくる声に従い行動させられる毎日が楽しく、すべてが本物の世界になっていった。

そして聴こえる声の指示に従い、一人でフラワーパークに行き、おみくじをしたり、恋愛の神社でお参りをしていた。

 

(幻聴で聴こえてくる)彼に会うため電車に乗り、東京へ行く間もずっと嵐のような幻聴が聞こえており、その指示で携帯電話を川に捨てた。 ​洋服と下着も全部脱ぎ全裸で東京の夜の街を走り回ったり、大声で叫び 川に飛び込もうとしていた。

 

その姿に異常を感じた人達が私を取り押さえ、警察に通報してくれたおかげで家に帰ることが出来ました。 もし止めてもらわなかったら、命もなかったかもしれません。

 

警察の方が何度も父と母に「精神病院へ連れて行ったほうがいいですよ」と言ったそうです。

しかし、「心の病専門療院 愛」に連れてこられました。

 

最初の頃は施療を受けていても夢の中にいる感覚、そして自分の存在がどこにあるのかよく分かっていませんでした。

 

通っているうちに先生から「あなたの中では現実でもそれは幻想で、真実ではないのですよ・・」と何度も諭され徐々に気が付きだしました。 

しかし自分の中では今でも真実で本物だったかの残像,幻が残っています。

 

おかしなストーリーで舞い上がったり、殺されると怯えたり、現実ではないのに苦しみ,焦り,困惑し、ドラマの中にいる気分になっていたことに気づきました。

どんどん回復したが最初は苦しくって仕方がなかった。

 

また自分が作り出したドラマの世界から離れる寂しさなどが心の中にあって、幻聴も本物だと信じていたため回復の喜びとは逆に胸が痛むこともあったが、今は現実が楽しいと思え、人の為に役立つことをしたいとも思えるようになった。

 

自然の摂理に適った表現をたくさん出来るようになりたいと思っています。

 

心の病専門療院 愛での施療と心のお話を勉強したことで、今までの自分の中では当たり前だったことの価値のなさ、間違ったことを教わっていたな・・とか、たくさん反省し思うことがあります。

 

 

今までの人生で失ったすべての宝物を見つけ出していこうと思っています。

 

今は高校へ通い、週3回のアルバイトをし、友達も増え、声優の将来に向けて毎日時間が足りないくらい頑張っています。

あの頃の自分とは人生観,運命が変わり、夢と希望に満たされ充実した毎日を送っていることが信じられません。

​村山先生、康子先生、心から感謝しています。

 

S,N より

院長コメント

栃木県から神奈川県海老名市にある当院へ通うのが遠距離で困難な為、近くにワンルームマンションを借り集中して施療を受け、6ヵ月で卒業出来ました。

ご家族の真剣なる結果です。

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